Diary 2013. 4
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4月1日 (月)  4月です

「明日は どんな嘘をつくの?」とお客様に言われて
嘘を考えるより 明日からもう4月か・・・と
何度も 時間の速さのことを書く事も多いけれど
やはり今年も もう4分の1がすぎたことが嘘のような気分。

東横線の渋谷駅もヒカリエの地下になり
小田急線の下北沢駅も地下になった。

これから 両方の街は 大きく変わることになるのだろう。
ただ 最近の街のつくり方は どうも好きになれない。
とにかく 大きな商業施設をつくり そこにどこにでもあるブランドや
すでにどこかで流行っているテナントを入れる。

もちろん商業施設のテナント料なんて 流行ってる店舗にしか払える金額ではないから
仕方のないことだとは思うけれど
そういう箱ばかり作って テナントを詰め込む街は
外から見て 私はあまり魅力を感じない。
大きな箱は 街にはデパートくらいで良いのではないだろうか。

郊外の何もなかった街に とりあえずこれだけあれば生活できるでしょ的に
大きな商業施設とチェーン店がひしめくのは仕方ないことかもしれないけど
もうすでに文化のある街の 小さな店舗を壊して箱だけ作っていくのはどうなのだろう。
この国には また新たな文化を作っていく余裕がないのだろうか。

私は 個人商店が好きです。
それも そこのオーナーが 料理やお菓子を作っている店に行きたい。
自由が丘には いくつも菓子や料理店があるが どれだけの店にオーナーがいるだろう。

先日行った 北山田の安食さんのお店。
噂を聞いて 遠方から来る人も少なくない。私もその一人。
自由が丘のモンサンクレールも 「安食さんが辞めてから 味が落ちた」という人までいる。
駅前ではない ひっそりとした通り沿いにあるお店
ガラス越しに見えるキッチンに 安食さんの姿があった。
私はそこに その店の価値があるのだと思います。

アルーアルーには 地域のお客様もいらっしゃいますが
わざわざ 遠くから来ていただく方も少なくありません。
やはりその「わざわざ」に答えるように 
そこに行かないとない店で有り続けたいと思うのです。




4月26日 (金)  もうすぐゴールデンウィーク

朝ジョギングで 駒沢公園に入ると 
冬に比べて太陽の位置が 倍くらい高くなりました。
新緑はまぶしくすがすがしく 藤棚のフジも綺麗に咲いています。

4月 新しい生活が始まった人も多いのではないでしょうか。
4年前 広島から大学のために上京してきたお客様。
初めて来られた時は 「早く広島に帰りたい・・・」「絶対 広島で就職するんじゃ!」
と言っていた彼女も 院に進み 現在東京で就職活動中。
当面帰る気はないらしい。

私も 東京に来たときは 2・3年勉強して広島に帰る予定だった。
それがこの春で20年。
予定なんてわからないものです。

いつもの通勤で大学の校門の前を通ります。
校門に通じる入り口の前に 「急な飛び出し注意!」と大きな看板。

・・・これはどういうものかと考える・・・
大学生に飛び出しちゃ駄目よ・・・と言っているのか
通行人に 大学生が飛び出すので気をつけて下さい・・・なのか。

最近の子が10年は幼いというが
大学って 大学生って元来今とは違うものではなかったのだろうか
入試にまで親が付き添い(最近は就活までらしいが・・・)
大学生が起こした事件に大学が謝る。
なんとも理解に苦しみます。

どちらにしても 大学の前にこの看板は何とも情けない。

まぁ こういう私も 高校生の時は
「もう 日本も終わりだ・・・」と思われるような風体でしたから
人のことを言えた義理ではないが
私のように40も半ばで 
なんであのとき・・・ああだっだんだろう・・・
と気づくことのないようにしてもらいたいものです。