Diary 2013. 3
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3月2日 (土)  やらないこと

先日 ラジオでライフネット生命保険 代表取締役副社長の岩瀬大輔さんが
こんなことを言っていた。
「最近 やることではなくて やらないことをいろいろと決めているんです」・・・と。
さすが 雲の上のような学歴と経歴を持つ人は 36歳にして面白いことを言う。

確かに 私も45にして自分のペースというものを考え始めた。
これは 走るのが嫌いな私が
ジョギングを続けられていることにも大いに関係あるかもしれない。

私が走るのが嫌いだった理由・・・それは疲れるから。
それなら 疲れないように走れば どれくらい長い距離走れるのだろうと思って
疲れないように自分の適性ペースで走ってみると 自分でも意外なくらいの距離を走れて
これがおもしろくなった。

自分のペースもわからずに飛ばすと すぐに力尽きる。
これは すべてに言えることなのだろう。
時間も 皆に平等に一日24時間あるが 
その時間をどう使うかで いろんなことが違ってくる。

ひと昔の人から比べれば ガスと電気を使い 全てが全自動で 調べものもクリックひとつ
一日にどれだけの時間が 短縮できたかと思うけれど
日々時間に追われているのは 以前よりも加速しているのかもしれない。

私は 週に一日の休みで 12時間以上は仕事場にいる。
多くのお勤めの方が週休二日の中で 「大変ね・・・」という方もいらっしゃるが
慣れとは怖いもの。

よく『ストレスのない社会』なんていうけれど そんなものはないのだろう。
ストレスが少なくなれば 少なくなったで
以前なら気にならなかったことが今度はちょっとしたことでもストレスになってしまう。
疲れや ストレスの感じ方は 個人差のあるものだけれど
どんなに大変な状態でも
少し 自分の荷物を置いて ほっとできる時間を持つことで乗り切れることは多い。

先日読んだ『世界から猫が消えたなら』
悪魔との交渉で自分が生き延びるために 一日一つ何かを消していく 電話・・・時間・・・。

断捨離する 整理することでゆとりができる。
あまりに多すぎる情報社会から いらないものを消すのと
同じことなのかもしれない。
いらないものを消してくことで
新たなことに使える時間ができる
もしくは本当に必要なものが見えてくる。

そろそろ そういう歳なのか
それとも そういう時代なのか。

どちらにしても そろそろ やらないことをいくつか決めていこう。
大切なものに気付いたとき 無くなっていないように。