Diary 2013. 2
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2月16日 (土)  ケ・セラ・セラ

気がつけば二月も半ば
今年もこうして過ぎてゆくのだろうか。

節分が 厄や占いで一年の境という。
旧正月も 先日過ぎたばかり。
どうやら本格的に 今年が始まったように感じる。

入試の人たちもそろそろ終盤で
二月の初めには 親子で受験会場に向かう姿を 通勤時目にした。

自分が進路を決めるとき どれだけ今の自分が予想できたろうと思う。

先日まで 動画配信のHULUで、"The Walking Dead"というアメリカドラマに久しぶりにはまってしまった。
いわゆるゾンビ映画で 世の中がゾンビだらけになって 生き残った人たちのドラマであるのだが
高校生の時 ハリウッドに行ってメイキャップで映画の仕事に関わりたいと思っていた私は 
なかなかよくできてるな・・・とか これはひどいんじゃない・・・とか
ついつい ストーリーよりもゾンビのメイクに目がいってしまう。

高校卒業して25年以上たち いろんな選択をしながら今に至るわけだけれど
美容師になりたいと思ったことは 一度もない。
今こうして 美容師をしている人間が言うのもおかしな話だ。

いろんなものに興味があって 腰が落ち着かない自分は
『匠』という言葉にあこがれを感じるが
自分には合わないなと この頃になって思う。
現在 美容師という仕事もその興味の選択の結果であり目標ではなかった。

大志を抱き 目標を持つのはいいことだけど
それが叶わなかったとして 不幸でもない。
チャップリンが
「人生 近くでみれば悲劇だが ひいてみると喜劇である」といったという。
目の前のことだけで判断してもしょうがないよということだろうか。

最近 目の前のことだけで判断して起こる不幸な事件や 事故が多いように感じる。

皆 下を向いてスマホばかりしているんだなと 
雪のせいで数日 電車通勤をして一番感じたこと。
世界に開かれたはずの小さな箱の視界は狭い。

もう少し顔を上げて生きたほうが良いのではないだろうかと思う。

また ケ・セラ・セラな一年が過ぎてゆく。