Diary 2010. 6
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6月12日 (土)  トネリコ

シャワーのお湯が出るまでの冷たい水が 
「お〜っ!冷たい!」から「少し気持ち良いかも・・」と変わってきた今日この頃

たまに仕事の行き帰りジョギングをしているのですが
暑くなってきて 特に朝 1時間の違いは 晴れの日 日差しが急激に変化。
で 最近は 朝6時半頃家を出て ジョギングして店に到着
店の準備をして 体を拭き 頭を洗い ひと段落すると
デニーズに モーニングを食べに。

なかなか この食事をとりながら ゆっくり本を読む朝の時間が 最近のお気に入りなんです。

でも 最近読んでたのは 「告白」。
朝のさわやかさとは縁遠いかんじ。。。
今読んでる本も「ザ・ロード」  朝・・ってかんじじゃない・・・。

しかし これから梅雨入りすると この朝の時間も少なくなりそう・・・。

店の入り口の植物を一鉢かえて 私の好きなトネリコを植えました。
以前からのトネリコもあり
店の中から眺めてると
細い枝で 風に揺れる小さな葉は とても柔らかく癒されます。

入り口横のバラも かわいらしく咲いています。
こんなに 植物好きだったっけ・・・と思うのですが
見てるといいものです。

嫌な雨も 植物たちには惠の雨 
雨にうたれて「お〜っ!冷たい!」という季節から
「少し気持ち良いかも・・」と言ってるかどうか。








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6月14日 (月)  転載

写真家 佐野さんのブログでの転載です。

宮崎の口蹄疫
これは 直面している人たちにとっては大きな災害です。
海外支援も大切なことですが
まず 国内の悲惨な状況にある人たちの支援が大切に思います。

これから広がりを予測せざるを得ない状況ですが
何かの役に立てればと思います。

宮崎県口蹄疫被害義援
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/fukushi/fukushi/shakai_fukushi/html00165.html



mixiより宮崎の畜産農家の方が現状を訴えられています。

以下、2人の畜産農家の方のmixi日記。
転載可です。








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5月10日の日記。

全国のみんなに現状を伝えて欲しい。

今日も 6軒の仲間が消えて行った。1人は10年以上の付き合いになる。
熱いヤツで、
「これからはJAや問屋を通してじゃなく、農家自身が消 費者に訴えかけれるものを作って行かなきゃ!!」
が口癖のヤツだった。
口ばっかりでなく、勉強熱心で努力家だった。
もう廃 業するしかない。

口蹄疫発生当初から現場が放出を要望してる消毒剤がある。
ビルコン。

ドイツのバイエル製 薬の消毒剤。
殺ウイルス力が強く、開発された当初から『世界のウイルス性伝染病が半分になる』とまで言われた消毒剤。
今使われている 逆性石鹸系の5000倍の殺ウイルス効果を持ち、塩素系なので散布後長時間ウイルスを抑える。
さらに人や牛への害が少ない。

10 年前の口蹄疫の時は初動で2000本、1カ月で10000本のビルコンが国の財源と指導の下、配られた。
口蹄疫ウイルスより感染力の強い鳥イン フルの時もこれを大量に散布し封じ込めた。
このビルコン、今年4月半ばからのアイスランドの噴火によるヨーロッパの空港閉鎖で国内の在庫がかな り少なくなっていた。
そこに口蹄疫。在庫の奪い合いになり、一瞬で無くなった。

だが全国の農政局に合わせて5000本の家畜 防疫用のビルコンのストックがある。
俺も初めはこれが放出されるものと思っていた。
鹿児島の徳田議員が農水省に放出を要請、

「非 常時用のストックで、非常時かどうかは大臣が判断する」 との解答。

俺も農水省の友人に聞いてみた。
が、「大臣にしか権限が 無い。俺達農水の職員もおかしいと思う。でもどうにもできないんだ…」と。

が、大臣は一切対応を見せない。

バイエル 製薬の知人によると、

アイスランドの噴火による空港制限は続いていて、限られた飛行枠では旅客機優先。貨物機はほとんど飛べない。
今、 中国や韓国も口蹄疫対策に国を挙げてビルコンの確保に乗り出している。
中国はイベリアの貨物船をチャーターし、エジプトまで海輸し貨物機を飛ば し1万本を確保。
韓国は火山灰の影響が少ない空軍の大型輸送機を飛ばし1万5千本を確保した。
国を挙げての体勢に、日本の薬品卸会社 じゃ買い付けの時点で太刀打ち出来ない。
それでも、バイエル日本支社の社長が必死になって確保した 1500本のビルコンを確保した。

が… 、5月3日に日本に届いたビルコン1500本、

『口蹄疫はアジア全体に蔓延しており、日本一国の問題ではない』
と、小沢と 岡田が500本を韓国・中国に無償で提供…。

さらに500本を小沢の地元の東北に…。

九州に来たのは500本のみ。
そのうち250本は数万頭規模の大手が独占。
宮崎1区の河村議員が宮崎の選挙支援した農家に50本を横流し。

最終 的にJA川南に届いたのは20本のみ。
発生農場の入り口で使うくらいで、焼け石に水だ。

現在川南では消毒剤が枯渇し、消毒効 果の薄いハイターや酢まで持って来て散布している。
牛・豚・羊にとって最大の脅威とされる口蹄疫。
それに素手で立ち向かう様なもの。 これでは、ウイルスは拡散していくばかり。

昨日の夕方、岩手の農家から電話があった。
『小沢議員が確保し、部会に届いたビル コン20本を●の所に送りたい』

涙が出そうになった。
もし岩手まで口蹄疫が攻めて来ないとも限らない。
それでも、 俺達仲間を支援したい。
最近、東北の和牛が躍進しているのは“第一花国”“菊安舞鶴”“菊福秀”“平忠勝”と言った種牛が出てきたから。
で も、どれも東北の“菊谷”と言う血の濃い血統。交配する為に宮崎や鹿児島の雌牛を飼っている。
逆に宮崎は宮崎の血統とは離れた東北の血統を導入 している。
うちにも東北のみならず全国から来た牛がいる。全国各地でうちで産まれた牛が活躍している。
和牛の育種・生産は100年も の間、ライバルである産地同士で力を合わせる事で成り立って来た。


一部の小沢の取り巻き達が考えるように一朝一夕で成り立って きた産業じゃない。
俺達の繋がりナメるな。

この20本を使えば、俺を含め仲間内の農家10軒を当分の間守りきれる…

俺 も喉から手が出るほどほしい。
…でも、これは全て川南に送ろうと思う。
口蹄疫の爆心地…、
仲間達が毎日倒れていく。
こ れで1人でも仲間が助かれば…、
1頭でも多くの牛や豚が生き延びれば…。

今、宮崎に続々と全国各地の農家から消毒剤が届き始 めた!!
誰もが『政府が消毒剤を配布するだろう』そう思っていた。
でも、20日間もの間、政府は見て見ぬふりのまま毎日沢山の仲間が 倒れていく。
もう宮崎だけの問題じゃない。
佐賀の肥育農家の部会から、熊本の酪農家から、阿蘇のチーズプラントから、大分の若手繁殖 農家の勉強会から、
鹿児島の種畜場から、兵庫但馬の育種部会から、伊賀松阪の肥育部会から、山形の大手牧場から、
種子島、沖縄、石垣 島、山口、広島、島根、鳥取、京都、愛媛、香川、愛知、岐阜、新潟、群馬、長野、栃木、青森、北海道…
みんな、いつ自分の所に口蹄疫が来るかわ からない。
でも、ストックしていた消毒剤を放出した。

宮崎の仲間の為に!!口蹄疫と闘うために!!

これで やっと武器が届く!!
戦える!!

うちの●●がシンガポールでビルコンを150本確保した!!
あと、5日もすれば日 本に届く。全てを川南にぶち込む!!誰にも文句は言わせない!!!

イギリスの口蹄疫リファレンスセンターが余りの日本政府の対応の悪さ に、ドイツのバイエル本社に要請をかけた。
MarkShuwalut常務の計らいで後10日で2000本のビルコンが届く!!!!

そ うなれば、いや、それが本来の防疫体勢。

それまで、みんな持ちこたえてくれ。
これを乗り越えて、またみんなで宮崎の畜産を再 興させることが全国の仲間への一番の恩返しになるから!!


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別の方の5月 10日の朝の日記

「朝4時。2時間しか寝てないのに目が覚める。

牛舎に入り、1頭1頭ヨダレは出てないか、水泡は出 来てないか、びくびくしながら見て回る。
最後の1頭を見て、
「あぁ、良かった。今日も出て居なかった。」とため息を付く。
そ れから2時間の消毒作業。念入りに隅から隅まで消毒をする。もう、消毒剤も残り少ない。
それが終わると餌やり。本来の餌の量よりちょっとだけ多 めにやる。
もしかしたら、今日が最後の餌やりになるかもしれないから。
ちょっと気の荒いヤツ、臆病なヤツ、おとなしいヤツ…
色 んなヤツが色んな顔で楽しみに餌を待ってる。
みんな子牛の時からミルクを与え、餌をやり、病気をしたら治療して…、うちの牛はみんな自分の子供 だと思ってる。
昨日発症した川南の農場…
うちの牛が行ってる。
年間100頭以上の子牛を売るけど、みんなどんな子でどこに 行ったか覚えてる。
人慣つっこくて、元気な子だった。もうすぐ、薬を射たれ殺される。

朝食を取る。もう冷蔵庫には味噌と煮干 しかない。買い物にすら行けない。
米だけは大量にあるがw
時間も無いんで簡単に朝食を済ます。

携帯が鳴る。
1 日に何度なるだろう。その度にびくびくする。
電話に出る。
「○○んとこが出た…」電話の向こうで泣くように叫ぶ。
…大学の 同級生だ。
明るくていつもバカばかり言ってるヤツだった。卒業して、2年会社努めをして、実家を継いだ。
規模を拡大し、いい牛を出し ていた。熱くて、一生懸命なヤツだった。
口蹄疫。もう、廃業するしかない。

雌の子牛は大体40万くらいする。
それ を買って、種を付けて、10月して子牛が産まれ、3年手塩にかけて育て上げてやっと肉になる。
牛舎が1000万、機材が500万、機械が 1000万、母牛が100頭で4000万、回転資金が1000万。
全頭殺処分。
補償金は母牛の4000万の4/5、3200万のみ。
莫大な借金のみが残る。
口蹄疫を出したら5年は牛を入れられない。
口蹄疫が出た牛舎や農場の機材や機械は、同業者には敬遠 され、売れない。
一昨年、結婚して、
子供が出来て、仕事にさらに熱くなり、
飲む度に子供の自慢ばかりして、
「お 前も早く子供作れよ」と笑っていた。

もう廃業するしかない…。
子供と奥さんを守る為に離婚するだろう。
もしかした ら…

ソイツに電話してみたが、電話には出ない。
俺には今ソイツの所に行ってやる事もできない。
何もしてやれない。

涙が止まらない。
今は自分を守る事しかできない。

毎日、何人もの仲間が消えていく。
今、仲間内 で電話で話すと必ず言う言葉がある。

“仇、討とうな”

消えていくヤツはみんな一生懸命で、牛を愛するヤツばかり。
俺 達が口蹄疫から生き残り、いい牛を育ていい肉をつくる、消えて行ったヤツラが愛し作り上げた宮崎の畜産業と血統を守る。
それが仇討ち。
俺 達に出来る事はそれしかない。

これが、報道されない(させていない?)宮崎の現状です。



みなさん、 助けてください。

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11日の衆院農林水産委員会。
江藤拓委員(自 民):
「ある酪農家は(牛の)最期に、
一番上等な餌を食わせて、頭をなでてやって、乳房をふいてやって、
そして目の前で殺 処分されていくんですよ。
大臣、その悔しさがわかりますか」


GW中、外遊していた赤松農水相:
「いささか も支障があったとは理解していない」

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