Diary 2008. 11
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11月16日 (日)  青い部屋

空気が冷たく澄んできましたね。
朝 Norah Jones 夜 Sadeの歌声がむしょうにあう季節になりました。

先日 渋谷の『青い部屋』にポールダンスで出演する宴車さんを見に行きました。
宴車さんは アルーに来られるお客様の友達で
以前からお話を聞いていて とても興味がありました。

始まりの演出で 街中でゲリラ的に行われたポールダンスの映像が流れ
リアル感と躍動感に期待感は自然に高まり
普段からダンサーである宴車さんの体の表現は
荒削りな部分もあったにせよ
また次回も見てみたいと思う内容でした。

劇場「青いソレイユ」という名でおこなわれる 数人のアーティストによる競演
宴車さんはもとより 他のアーティストも個性的で 興奮するステージを繰り広げました。

シャンソン歌手 戸川昌子さんオーナーの『青い部屋』という店は 
噂こそ聞いていましたが 踏み入れたことのない空間
ショーパブ。。。ライブハウス。。。キャバレー。。。サロン。。。表現の場。
アーティストや演出で いろんな色を見せてくれて楽しい空間でした。

芸術の秋・・・と堅苦しいものではないけれど
久々に観る近距離の表現に 「自分も何かまた・・・」と思うのでした。


渋谷「青い部屋」
http://www.aoiheya.com

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11月18日 (火)  「明日の神話」

会う瞬間に期待して胸膨らます・・・
井の頭線改札から渋谷マークシティのJR渋谷駅西口に向かう連絡通路。
右側にあるだろう壁画は まだ見えない・・・。

・・・そして少しずつ 人波を抜けて見えてきた・・・
そのあまりにダイナミックな絵を見た瞬間は 「おおっー。。」 
久々に「絵」の持つ強さを感じました。

「明日の神話」は岡本太郎が1960年代末にメキシコの地で描いたが所在不明
2003年にメキシコで見つかった作品はその後1枚の壁画として修復されたらしい。
縦5.5メートル、幅30メートルに及ぶ巨大な壁画で、
原爆の爆発する瞬間を描いた作品と聞きました。

以前から渋谷のこの場所には「壁画を渋谷に」と広告がありましたが
「太陽の塔」がある大阪府吹田市をはじめ、
被爆地の広島市、長崎市の各市民団体がそれぞれ致活動を展開していたと聞いていたので
なかなか難しいのでは・・と思っていました。

この人通りの多い この場所で これだけの絵を置くということは
行きかう人に力を与え 贅沢な空間だと思う反面
落書きの多い渋谷という場所に一抹の不安もあったりしましたが

先日 ラジオで岡本太郎についての特集をしていて
作品に対する向き合い方を聞いて
最終的にこの場所にこの壁画を置くという意味がわかったように思います。

「木馬に乗りたいという子どもがいれば乗せてあげなさい
 絵が汚れされれば俺が描き直す 
絵が切られれば貼り直せばいいじゃないか」

芸術は爆発だ!!
少しでも同じ時間を生きた芸術家として
今になってもう少し岡本太郎作品を観てみたいと思うのです。





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