Diary 2007. 4
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4月12日 (木)  エコ

こんにちは。
東京の桜もほぼ終わる季節。
なんだか 天候も急に変わりやすく
今日は朝から 松坂対イチローのニュースで始まりました。

そんな今日 少し早めにお店も終わったので
久々に渋谷に映画を観にいきました。
お店を出て 自転車で一路渋谷へ。
お腹がすいた私は 駒沢通り沿いの おいしそうなお店に目をやりながら 誘惑に負けないように走り
また少し様変わりしている代官山からハイソなマンションが並ぶ南平台を抜け 道玄坂上に。

上映5分前に無事到着。
今回チョイスした映画は『不都合な真実』
今頃・・・と言われるかもしれませんが いつも「・・・観たいな・・・」と思いながら
気がつけば終わっている私にとって 今回はまだレイトショーに間に合ってラッキー。

最近エコなニュースをラジオで聞きました。
一つは 日本は自宅発電装置(ソーラーとか)を個人の家に27万世帯が所有していて
これは世界的にみても凄い数値らしい・・・(近い将来にはもっと小型化低料金化するらしいけど)ということ。
もう一つは とてもエコに感じる風力発電。
実は 違う局面では渡り鳥の通り道に風車を設置するため(風車には強い風が必要)
この風車による渡り鳥の被害が出ているらしく いろいろと検討しているとの事。

映画に関しては とりあえず 世界の多くの人が見るといいと思う。
DVDでも何でもいいのでこの映像は観ておく必要があると感じました。
娯楽テレビの批判をするわけではないけれど
前世がどうのと言っているのもいいが 人間が住めない地球になれば霊どころの話ではない。
いつまでも 曖昧な他力本願的な思想は続くものではないと実感させられる。

熱湯にカエルを入れると飛び出るが 水から徐々に熱湯になればそのまま逃げずに煮立ってしまう・・・
映画の中で出た印象的な話でした。
ぬるま湯に漬かること・・・これは全ての事にいえるけれど 一番危ない状態。
何より本人が一番気付いていないということ。
もう少し 自分を取り巻くこと・・自分自身変えていく時代なのだと強く感じました。

恥ずかしながら 斯く言う私も 少し前までは相当に自堕落な生活を送っていたと思う。
タバコをやめたり 食事に気をつけたり 毎日の運動を心掛けたり
いつからこんな健康おたくになったんだと 高校時代の友達が見たら笑いそうな今ではあるけれど
これも思えば 自分の将来の生活・体を考えてのことであるわけで
長く生きたい・・というよりは 死ぬまでは元気でいたい・・・という気持ちからかも。

そんなふうに 地球レベルでは 明日から「ハイッ!心をいれかえます!」と変えられるわけもない様で。
ただ 今日やめてもやめなくても・・という個人のタバコより 
確実に温暖化の問題は数字で表れ迫ってそれは想定以上ということ。
少なくとも 今の小さな子どもが大人になる時に住める地球ではなくなっている可能性が高いということ。

認識しないと大変かも・・・。
http://www.futsugou.jp/

・・・と少しエコを意識し 自転車を使っていることに少し満足しながら家路を走った。
途中で 以前から気になっていたイタ飯屋の前を通って 一度は通り過ぎたものの
どうしてもパスタが食べたくて自転車を停めた。

小奇麗な店内で 夜10時を過ぎた時間のせいかお客もまばら。
私は 茹でタコの前菜とトマトとナスのパスタとグラスワインをもらった。
映画が始まる前 売店の前で何か買おうかと悩んだが 結局飲み物さえ買わずにいて良かった・・・
とワインを一口飲んでそう思った。

高校生のとき 月に一度は一人で映画を観にいった。
その帰りに 決まって『リゾート』という広島のグラタン屋でドリアを食べて帰るのが決まりだった。
映画の余韻を楽しみながら パンフレットを読みながら・・・。

そんなことを思い出し 読みかけの本を読みながら結局ワインを二杯のみ十分満足した。

・・・と 店主らしき人が「サービスです」とコーヒーを出してくれた。
おかげで閉じかけた本をまたもう少し読めた。
また 映画の帰りに寄る店にしようかな。
http://www.muniro.com/

それでは!




4月30日 (月)  言葉

こんにちは。
ゴールデンウィークも始まり気持ちいい天気の日が続いていますね。
今日少し早めに お店を出て自転車で駒沢公園の中を通り抜けました。
休みのせいかジョギングコースを走る人が多く
最近の健康志向を感じます。

駒沢公園は とっても好きな都市型公園です。
正式には 駒沢オリンピック公園 といって
昭和39年開催された東京オリンピックの第二会場だったらしく
植物と建築物のバランスや 開放感などいろんなものが 計算されているように思います。
公園でのんびりというより オリンピックだけにやはり運動したくなる公園なのかな。
いつかは 近くに住んで この公園で過ごす時間を多く欲しい・・なんて思います。

さて こうして私が公園の中を通っていた夕方。
午後6時から同9時を指す言葉として 今までだったら「宵のうち」と言われていましたが
去年秋ごろから 気象庁が天気予報などに用いる予報用語「宵のうち」を
もっと遅い時間帯を表すものとして誤って理解されているため「夜のはじめごろ」に切り替えたらしい。

なんだか こう聞くと 「夜のはじめごろ」と言われるより「宵のうち」の方が
風情があっていいと思うのは私だけでしょうか。
確かに 曖昧な時間だけに表現や認識も曖昧な感じがしますが
今でいう アフター6。仕事を追えお勤めの方が ちょっと一杯。
ご隠居が 夕涼みにちょっと一杯。
こんな時間「宵のうち」も「酔いのうち」って感じすらするのですが・・・。

前に読んだアーサー・ビナードの『日本語ぽこりぽこり』にもこんな文章がありました。
作者が 久々に父の墓参りに行って お墓の場所がわからなくなり大きな霊園の中で迷っていると
剪定ばさみと熊手を持った作業服のおじさんに「誰を探しているんですか?」と聞かれ
場所を教えてもらう。
「どこを・・・」と言わないおじさんの普通なやさしさや人間味を感じる場面でした。

言葉って やはり温かい感じを時代が変わっても残して欲しいなと思います。


それでは!