Diary 2007. 10
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10月27日 (土)  読書の秋・・・

こんにちは。
最近は 朝晩がめっきり寒くなってきました。
少し前までは 町を歩くとあちこちでキンモクセイの香りがしていましたが
今はそれもなくなり ひんやりした冬の空気に変わりつつあります。

秋・・・も もうすぐ終わりですが今回は 読書の秋ということで
いくつか本を紹介します。

先ずは 
もう涼しさは必要ありませんが 夏に読んだミステリーで『治療島』
精神科医の父が 失踪した娘を 不思議な絵本作家の女性の話を頼りに探していき
その結末は・・・
ジェットコースター的な流れで あっという間に読みきりました。

次は『博士の異常な健康』
以前から 水道橋博士(浅草キッド)の本を読んでみようと思っていましたが 
アルーでも扱っていた三恵製薬のシャンプーのことも書いてあったので 購入。
(この本の影響・・・東急ハンズ シャンプーで売上一番商品)
中身は いろんな健康グッツを身をもって体験して 独特な文体で面白くさらっと読める本です。
胎盤エキスや藤原紀香もしているという加圧トレーニングなど
女性が読んでも面白い内容だと思います。

『生物と無生物のあいだ』
正直 話題にもなっていたので読んでみました。
生物学の本ですが なんだか謎解きのようで面白く読めました。
でも 帯にあるような茂木さんやよしもとばななさんの評価は 私には少しわからなかったかな・・・。

『ビロードのうさぎ』マージェリィ W.ビアンコ著を 酒井 駒子さんの絵で書かれています。
酒井 駒子さんの絵本は以前から好きだったのですが 
この本は絵本のなかで一番と言っていいくらい好きな作品です。
思わず目がしらが熱くなります・・・。

『ぼくのだいじなボブ』
続いても目がしらが熱くなる本ですが
1通のメールから生まれた、世界一短くてせつない実話。
変わった本の構成で 白紙がいくつもあるのですが 
時間の経過をうまく表現していると思います。
ペットを飼う人は 皆こういう人であって欲しいと思う。
ある意味 ペットと飼い主という枠より
運命的な出会いとは・・・と静かに語りかけてきます。


 赤川次郎の『イマジネーション』
実はまだ読んでいないのですが
高校生以来・・・何十年ぶり・・・という感じで赤川次郎。
フリーペーパーのコラムで紹介してあったので また興味がでて購入。
内容は 現代に対するエッセイですが 小説は何冊も読んでいますが 少し本人の顔が見えるかもと期待しています。

『命売ります』
外国人の多く集まるバーで よく喋るフランス人の男の子に「三島由紀夫は最高ですね!」と熱く語られて 
正直読んだことがなかったので とりあえず買ってみました。
『金閣寺』なんかを読んで難しいと思っている人には 是非お勧めの作品です。
独自の華麗(?)な文章表現や 世界観はありますが 思っていたより読みやすく
いろいろと他の作品も読みたくなると思います。

変り種でひとつ
香川 元太郎著の迷路シリーズ
ウォーリーをさがせ!的な 迷路と隠し絵の本ですが
秋の夜長 時間を過ごすには 良いアイテムになると思います。

番外編で 映画をひとつ
『ミルコのひかり』
イタリア映画界の第一線で活躍する音楽家、サウンド・デザイナー ミルコ・メンカッチの幼少期の話。
不慮の事故によって両眼の視力を失ってしまうのですが
障害を持つ子どもというより 子どものもつ感受性や可能性
大人の作る壁をうまく伝えてあり
何かと 子どもの育て方でいわれている現代こそ 見ると良い映画だと思います。





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