Diary 2009. 9
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9月6日 (日)  大人・・・

9月に入り 朝窓を開けたときの空気の匂いが変わってきました。
だんだんと 冷たさを帯びてくるのかなと 少し寂しい気分でもあります。

そんな話とはまったく関係ないですが 先日は 衆議院選挙でしたね。
選挙の話はさておき 成人を20歳から18歳に引き下げるとかいう話がありましたよね。

18歳が大人で良いかどうかは 難しい問題だと思いますが
正直 年齢を重ねても 非常識な大人は多いわけで
これだけ 国際的には18歳が多いラインだとか 凶悪犯罪が低年齢化している状況などから見ては
もう少し引き下げて 責任感を持ってもらうことも良いのではと 個人的には思います。

大人になるということ
いつからか 大人になるということが悪いこと 嫌なことのようなイメージになっていると思うんです。
いつまでも子どもでいたい。
大人になることで いろんな制約や ストレスを抱えながら生きていく。
子どもは 気ままで 自由でいいな・・・そんなふうに。

お客様とも たまに 「戻れるとしたら何歳がいい?」なんて会話をすることがあります。
皆さんは何歳がいいですか?
私は 今がやはり一番いいかな。
もちろん あの時ああすればよかった・・・とか思うこともありますが
そういうことの経過のもとに今があるわけで 

子どもの時も 子どもなりに嫌なことや 問題も解決しながら
のほほんと 過ごしていたわけではないと思うんです。
何より 学生時代は試験が一番嫌でしたね。
美容師になって 定期試験がないということが何よりうれしかった!

今の世界を狭くしているのは 自分自身
大人の方が 乗り物を運転してどこでもいけるし
やりたいこともはじめられる 
何より いろんなことを自分で選択することが出来る
もちろんその裏側には 個々の責任というものがついているんですけど

亡くなられた忌野清志郎さんも こんなことを言っていました
「大人になると面白くなくなると思ってる人がたくさんいますが、
大人になってからの方が子どもの時よりずっと面白いです。だから、大人になるのを期待してて下さい」

「少年のような大人」
最近 幼稚な大人は多いと思いますが これはそれとは違うと思います。
大人でありながら 少年のようにピュアで 前にずんずん進んでいく勢いのある人

そんな大人が多ければ もっと面白いんじゃないかな
子どもが 早く大人になりたいと思える世界であってもらいたい・・・。

選挙が終わって 
どんな日本になっていくんでしょうか。




9月19日 (土)  ECO

空が高くなって 日がくれるのも早くなり 
『お月見』という言葉が似合う季節になりました。

卵を落として使った料理で日本では 月見○○とかと言いますが
アメリカでは 「Sunnyside up」と目玉焼きのように〔太陽〕にたとえられるので
世界観が違う・・・とアメリカの詩人のアーサー・ビナードがエッセイの中で言っていました。

それにしても 空気が澄んでくると
空を見ることも多くなり 特に夜空は宇宙のロマン・・・なんていうのもあったり。
私が子どもの頃は 景品の一番人気だったのが天体望遠鏡だったな・・・と思い出したりしました。

宇宙のロマンをもとめて・・・というわけではありませんが
8月に 調度いい家族サービスでお台場のガンダムを見に行きました。

正直 ガンダム世代ではなく
プラモデルは作ったことはある程度なので 実物大ってどんなもんやという感じで見てみたのですが
よく出来てましたね。
マジンガーゼットに始まるロボット世代としては(鉄人28号・・ほど古くはないのです) 
その巨大な体を目の当たりにすると心踊ります。

それにしてもガンダムって何で動いてるんだ?
ガソリン??そんな・・・とお思いながら調べてみたら
<ミノフフキー物理学を応用したD-He3(重水素-ヘリウム3)反応による核融合炉>??
とりあえず核みたいなもの?
スターウォーズも 人工星の真ん中に核エネルギー製造施設がありました。

ということは ジオン軍が 倒されてあちこちで爆発してたら
核爆弾が爆発してるのと 変わらないような・・・。
周りの人・・・大丈夫・・・??

世の中 ECOエコと言っていますが アニメや映画の中では エネルギーは核の方向に
実際の将来は 何が主なエネルギー源になってるんでしょう?

ちなみに 今の軍備などの資料を見てみたら

自動車           約10km/l
戦車         約200〜250m/l
航空機(戦闘機)    約50〜60m/l
船(30万tタンカー)   約10m/l

ちなみに戦車の給油量は1500L前後!(乗用車は60Lくらい?)

軍事パレードなどで運行されている戦車1台は、自動車40〜50台分の二酸化炭素を出している。
また、航空ショーなどでよく戦闘機がアフターバーナーをふかすことがあるが、
あれは通常飛行の20倍ぐらい(?)の燃料を消費しているらしい。

自衛隊の演習や インド洋の燃料補給は 一回にどれくらいのガソリンを使ってるのか・・・?

ちなみに各お値段は

90式戦車  1台  8億円
F2戦闘機 1機  126億円
護衛艦(DD 5000トン型) 1隻 848億円
潜水艦(SS)  1隻 548億円

でも 日本の自衛隊で使用してる戦車などは ほとんどは中古車?
って聞いたことあるけど どうなんだか。

日本国民が ECO!ECO!とがんばっても
地球の器の中で どれくらいの削減になるのか
大きなところをもう少し 見直してもらいたいものです。

それにしても あれだけ大きなロボットが大勢いるアニメや映画の世界
ガンダムなんて もしガソリンだったら どれくらい消費するんでしょうか??


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9月29日 (火)  種田 山頭火

夏に行った 志賀高原の石の湯ロッジ
そこのライブラリーで 『いつか来た道』という詩・俳句集を読み
その中で 種田 山頭火の代表的な句
  「まつすぐな道でさみしい」
というのを読んで 山頭火という人に 興味を持ち
早速 『山頭火のぐうたら日記』という句集を買いました。

子どもの時の母の自殺など 壮絶な人生というか
救いようのない人生の末に 吐き出されたような句が幾つもあり
その言葉は どうしようもないほど 心に響く人がいるのではないでしょうか。
それは 人が弱いゆえの 飾りのない言葉で
現代にも置き換えられる状況は 多くのファンを持つのだと思います。

私も 作るという仕事をする者の端くれですが
彼の日々旅をする中で作られる句の中には
共感できることが 多くあります。

特にこういう季節
騒がしい年末を迎える前に この本は お勧めします。
こういう本は 一度読みきるというより
何度も ぺらぺらと読み返すのが良いかと思います。

ん〜 だから秋は読書。。。なんですかね。

それでは 私の好きな作品を二つ。

   「 歩かない日はさみしい、
      飲まない日はさみしい、
       作らない日はさみしい、
      ひとりでいることはさみしいけれど、
        ひとりで歩き、
         ひとりで飲み、
          ひとりで作っていることはさみしくない。 」


   「 風の、己の、その声を聞く 」


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