Diary 2010. 8
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8月1日 (日)  

先日 法事の為 一日帰省

7回忌を迎えた 父の法要は無事に済みました。

せみ鳴く暑い広島 自宅に住職が来てくれ
読経のあと 説法していただきました。

一人の人間が生まれるのに 二つの命が必要になる
そのまた二つの命が産まれるには 四つの命が必要になる
またその・・・・・・・
それで32代さかのぼると・・・68億(約地球の総人口)の命が必要となる・・・らしい
一人の命は 多くの命のつながりであるというお話

私は 小さな頃から 祖父母の傍にいたせいなのか
仏様を拝むのは 特に抵抗もない
思春期でも 大人になっても
何かことあれば 祖父の墓に参って それで気持ちは落ち着いたように思う。

父が亡くなり そのうち母がそうなったとしても
こうして 法要をして 墓参りをするのだろう。

でも 人間は 人間だけは宗教というものをもち
命を尊まれ 死後の何かに救われる
私は 何か 引っかかるものを感じる。

子どもの頃 お盆に 墓参りして
「はよ(早く)拝みんさい」と言われて
「でも お盆は じいちゃん 家に帰っとるんじょろ?ここには居らん(居ない)のんじゃないん?」
「ええけぇ はよ 拝みんさい!」。。。ってことがあった

私は 広島という場所に生まれて 
小さな頃から原爆という非人道的な行為に 命や神というものを考えさせられた。
なんで 神がいるなら キリシタンの多い長崎の人の命を一瞬にして奪ったか
キリシタンに限らず 信仰の深い人 信仰の浅い人 信仰しない人
善人 悪人 子ども 年寄り
何の見境もなく 頭上から死は舞い降りた。

最近 ザ・ロードという小説を読んだ
映画化され 今年か 来年上映するらしい。
でも 本を映像にする以上に この小説は 文章がすばらしいので
本の良さは 半減・・・いや別物になるかもしれない

その中の一節

『人間たちが生きられないところでは 神様たちも生きられない。
みんないなくなったら いるのは死だけになるが死の時代にも
終わりが来る。
死は道に出てなにもすることがないし
何をしようにも相手の人間がいない。
そこで死はこういう。いったいみんなどこへ行ってしまったんだ?
いずれそうなるんだよ。それのなにがいけないかね』



つかこうへいさんが亡くなられた。
在日韓国人でもある彼は 遺言に
「私には信仰する宗教もありませんし、戒名も墓も作ろうとは思っておりません。
通夜、葬儀、お別れの会等も一切遠慮させて頂きます。
しばらくしたら、娘に日本と韓国の間、対馬海峡あたりで散骨してもらおうと思っています。」
とされた

もし 自分の命が終わるとき
他の親しい命が残るのなら それが一番自然であると私も思う。
ただ 骨がどこにまかれるかは別として 体の6割がたの水分は 
すでにその辺りの風になっていることだろう。

それは 人も植物も虫も動物も蒸発すれば同じ空気の中で混じっているのだから。






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8月26日 (木)  晴れ男

晴れ男というのがあるなら 私はそれだなと確信した夏休みでした。

先日 お店の改装工事の日を夏休みにあて 二泊ほど上高地に行きました。

休み一週間前までは 二日とも予報は雨マーク・・・最近の予報は当たるからな・・・
テンション下がりまくり
でも 子どもの頃から 雨で何かが中止ということはなく
雨予報でも くもりになるくらい 自分では晴れ男を信じていた。

二日前 予報は 一日だけ雨のちくもり・・・いい感じ。
でも 上高地と乗鞍岳に行く予定 どちらを先に行くべきか・・・
どちらを晴れの日に充てるか・・・。

当日の予報 二日とも晴れのちくもり!!
というわけで 意気揚々に上高地に着き
マイカー規制のため 大駐車場に停めると 駐車場の人からも
「ここのところで 一番の天気ですよ!いい日に来ましたね!
きれいですから ゆっくり楽しんできてください」・・・と

朝 八時には上高地に入り 人影もまばらな中 マイナスイオンたっぷりの空気に
思わず「空気がおいしい!!」と うれしい誤算の天気に気持ちも高まりました。
空は澄み渡り 水はどこまでも透明で
絵葉書のような景色の中を 東京ではうそのような すがすがしい 少し肌寒いくらい

河童橋から 明神池へ回る道を 冷やして売ってる青りんごを食べながらハイキング。

途中歩いていると 鳥の声に混じって サルのような声
「サルみたいな声の 鳥がいるんだね・・・」と少し進むと
周りの人が 立ち止まって 何かを見ている
「サルがいますよ!」
・・・ほんと 数匹のサルの家族 鳥の声ではなく やっぱりほんとのサルでした。
あとで 観光センターによってみると
このサルのことも書いてあって 人を恐れないサルの状態も 問題視されてるようでした。
・・・そういわれると そうだよな・・・。


途中 茶店で ビールにおでん!うまいっ!(このおでんが以外においしかった)
バスセンターに戻って また大正池まで歩く予定でしたが
あまりにゆっくりペースだった為 今回は断念。
でも そこでしか売ってないという クリームチーズのソフトクリームが絶品!
また食いたい。。。

バスセンターから 駐車場に戻るとき 車窓に雨粒。。。雨?
あっという間に 雨は勢いを増していた。
(よかった・・・!やっぱり晴れ男かも・・・)

ペンションに泊まり 夕食時オーナーさんに
「明日はどらへ?」
「乗鞍岳に行こうとおもいます」
「良かったですね!明日は天気もいいみたいだし
昨日までは 熊が出て 入山規制で 入れなかったんですよ!」
おおーっ!!ツイテル!

翌朝 朝食後 乗鞍まで
ここも マイカー規制で バスに乗り換え50分かけて畳平まで

3000m近い山頂部は快晴!!気持ちが良い!
お花畑と言われるところを 高山植物を見ながらハイキング
それから 魔王岳に。
昼食をとって 下山。
やはり バスに乗る頃 あれだけ快晴だった空が 怪しい雲に覆われてきた。
ほんとに 山の天気は変わりやすい。。。

・・・というわけで 天気に恵まれた夏休みで
おいしい空気をたくさん吸って リフレッシュしました!

内装工事も無事終わり お店も少しリフレッシュしました!これに関してはまた次回!




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