Diary 2006. 6
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6月15日 (木)  「メディアは命を救えるか」

こんにちは。
とうとう梅雨入りですね・・・その前からそんな天気が続いていましたが。
風邪や 季節外れのインフルエンザが流行っているようです。
皆さん 体調管理に気をつけてくださいね。

そんな今週の休みの日 久々に大きな本屋さんで 時間を過ごしました。
そこで 今回はゆっくり見て回って 二冊選びました。
一冊は 荒井 良二さんの 『バスにのって』
最近NHKでも『スキマの国のポルタ』で お馴染みかもしれません。
不思議な世界観のある絵ですし 特にこの『バスにのって』は 
時間の経過と期待感と 妙な開放感がとても気に入って 
バス停でバスを待つ・・・という設定ですが 
とどまっているのにロ−ドム−ビ−的な描写がワクワク感を与えてくれます。
それでなおかつ もし都会なら バスを待つ・・とかバス停という時間に窮屈な感覚を想像するのに
砂漠という場所が ゆったりした自由感も演出しています。
ちなみに リンドグレ−ン記念文学賞を 日本人で初めて受賞されたそうです。

二冊目は 『ザビット一家、家を建てる』です。
戦争終結からまもなく5年経つコソボを尋ねた著者が、質素ながらもたくましく暮らすザビット一家を、
親密な視点から生き生きと捉えた写真集。
なんといっても子どもたちの笑顔が良いです。
生活の背景は とても厳しく 悲しい現実がありますが
特に 現代の日本には 失いかけている子どもたちの生命力や
屈託のない笑顔を見て また家でも見たいと思い購入。

どちらも お店の待合に置いておきますのでご自由にご覧下さい。

それから家に帰って近所を散歩していたら ギャラリ−の写真展に目がとまり 中に入りました。
入場は 無料。6月19日(月)まで  京王線明大前駅徒歩1分です。
場所は キッド・アイラック・ア−ト・ホ−ル 3F

写真展『メディアは命を救えるか』
雑誌「DAYS JAPAN」が主催しています。
展示は少ないですが どれも心に突き刺さる映像で 正直 目をそらせたくなるものもあります。
メディアは命を救えるか・・と問われても その答えは見る側にゆだねられるものです。
反戦の表現方法には ドクロマ−クと ピ−スマ−クがあります。
アメリカのポップア−ト以降 そのほとんどが ピ−スマ−ク的表現ですし 
ドクロで表現しても共感がうまれることは少ないのが現実です。 
しかし こうした多くの 反戦や平和を訴えた芸術はありますが 
これほど ストレ−トに写真という映像を突きつけられては 
それを否定する理由は何もありません。
ただし こうした写真や表現は それに伴う説明が必ず必要です。
できれば 話し合える時間が必要なのかもしれません。
ただの ひどい写真・・むごい写真・・・気持ち悪い・・。
それにとどまっては 何も生まれないでしょう。
・・・広島の原爆資料館も同じです。
ただ今回の写真の数点は 過去の悲劇ではなく 今現在の悲劇も映し出されています。
違う世界の話ではなく この同じ空の向こうがわの現実であることを強く認識します。

こうした報道カメラマンの多くは その後自殺したり 
寡黙になってしまっているという現実は その重さを感じざるを得ません。
ただ 写真に写しだされている命は 救うことはできなかったかもしれませんが
これからの世界の命は救えるかもしれません。

それでは。












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6月25日 (日)  やっぱり・・・ワ−ルドカップ

こんにちは。
世の中はここのところワ−ルドカップの話題でもちきりですね。
私も 掲示板に興奮冷めやらぬ中・・・書き込みをしました。
興味のある人・・・まったく興味ない人もいると思います。


ただ オリンピックにしろ こういう世界大会にしろ
そのスポ−ツだけでなく 出場国の背景がよく浮かび上がってきます。
特に サッカ−は経済的にきびしい国も多くでているので 
それにかける国民の声援も伝わってきます。
個人的には コートジボワールのような国には がんばってもらいたかったんですけどね・・・。
よく聞く話では 国によってはサッカ−はどうしても 階級社会では下に見られるスポ−ツのようです。
こういう話は多いですよね・・・。アメリカのバスケットも黒人がほとんどですし
イギリスでもサッカ−選手よりゴルフやラグビ−の方が生活レベルの高い人が多いみたいだし。
オ−ストラリアでもやはり今までは ラグビ−のほうが上?に見られているようです。
(・・・でも これからはオ−ストラリアは 強くなりそう・・・。
サッカ−協会からフットボ−ル協会に名前を変えたくらいですからね。)
どうしても 上流・下流の社会では スポ−ツも見えない線引きがあるようです。
・・・ただ こうしたハングリ−な子どもたちが夢を求めて夢を勝ち取ることにすばらしさを感じるんですけどね・・。
・・・日本では・・・ないですけど。

今回の日本の敗戦にしても こういう精神的な弱さも影響しているんではないのかな。
中田と他の選手との 隔たりがうわされていましたが
ブラジル戦後の姿が なんとなく言わない何かを物語っていたように思います。
しかし 中田のHPを開こうとしてもなかなかアクセスできません・・・。
皆も関心があるということ・・・なのかな。
ただ その他の選手との差は 中田自身がハングリ−なのか・・
外国で他のもっとハングリ−な選手の中で経験してきた空気と明らかに違うものを感じていたのか・・。
その気持ちの温度差は どうしても冷めている者には 煙たい存在になってしまう
学校のクラブ活動とほとんど変わらないプロ意識な様に思います。
中田自身 今回引退も ほのめかしていましたが スポ−ツ新聞では
「このままでは終われない・・」と2010年も期待できる発言があったようです。
私は 中田が好きな選手かと聞かれれば 「好き」ではないかもしれないが 
とりあえず同じプロという仕事の上で そうありたいと思うことが多くあるのは確か。
いなくなって・・・よりその存在の大きさに気付かされる・・・そんな選手だと思います。

あまり書くまいと思っていたのに・・・やっぱり今回はサッカ−のネタになってしまいました・・・。
・・では 話ついでに2010年・・・行けますかね・・・南アフリカ。
ズバリ!そうとうに難しい!!・・・と思います。
トルシエ監督が好きか嫌いかというのではなく あれで良かったのに・・・ね・・・・。
あのままもう4年あのスタイルでやっていれば 今回選ばれた多くの選手が8年のキャリアになっていたのに・・・。
後 前回は良くも悪くも「トルシエが嫌い」ということで選手もとりあえず一つになっていたようだし・・・
その輪をうまく山本監督がサブで調整していたのにな・・。
今回は 選手内でいざこざがあってはね・・・。
とりあえず オ−ストラリアが入る次回のアジア枠 一位通過を目指して戦ってもらいたいものです。

サムライブル−・・・っていうのも 私はどうか・・・と思うけどね。
落ち武者のようになっていたもんな・・・言い過ぎ・・。
やはり赤の方が燃えるんですけど・・・すでに韓国カラ−だからな・・・。
メンタルに弱い日本だからこそ 赤い方がよいと思うのですが・・・皆さんはどうですか?
聞いた話ですが 平安時代ころは 日本人もヨ−グルトみたいなものを食べていたようです。
モンゴルの方から伝わったて来たのかな・・。
ということもあってか その時代の男性平均身長は 175cmくらいはあったとか・・・。
やっぱり武家社会になって 粗食になって日本人は小さくなった??
それなら今度は 『蹴鞠ジャパン!』とか 『貴族ブル−!』????どうせなら優美で良いかも・・。

それでは!!