Diary 2011. 5
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5月18日 (水)  こいのぼり

五月といえば 端午の節句
端午の節句といえば こいのぼり
・・・ということで 今回は少し遅くなりましたが
こいのぼりつながりで 行きつけのお好み焼き屋『こいのぼり』の紹介

広島から上京して20年
なかなか ここというお好み焼き屋に遭遇しなかった。

もちろん 東京にもおいしいお店は多くあると思うのですが
私にとって お好み焼き屋というのは あまり遠くでわざわざ行くものでもなく
お好み焼きとともに その焼いてくれる人にも 興味があっていくものであるのです。

東京に来て間もない頃 広島出身の西城秀樹さんを
メイクさせてもらう仕事があった
広島出身だというと 「もうお好み焼屋はみつかった?」と聞かれ
秀樹さんの行きつけのお好み焼屋を教えてくれたが
その頃 町に詳しくない私には どこのことだかわからなかった・・・。
でも今思えば 秀樹さんが東京の母と慕っている
渋谷のお好み焼屋だったのだろう。

そんな私が おやっ こんなところに新しいお好み焼き屋ができてる・・・
と駅ひとつ離れた場所にある店に気付いたのは数ヶ月前。
早速行ってみると 去年できたばかりらしい。

店に入って カウンターに座る
少し 鉄板までの距離が遠い・・・店主は広島の人じゃないのかな・・?
なぜなら 広島でお皿が置けるこの距離はありえない。
でも お好み焼きができるまでにすぐ食らべれる おでんがちゃんとある
(広島では すぐに〜できる事を「たちまち」という
おでんは たちまちとしてはお好み焼き屋の代表)
お好み焼きが焼け 食べてみる。。。。。うまいっ!好みの味!

ヘラで食べているせいか 店主の清水さんが
「広島の人ですか?」と話しかけてくれ
それから話しみてみると
清水さんは 広島出身で 高校から上京したという。
根っからのカープファン!
(HPのブログ鉄板日記を見ればすぐわかる。野球の事しか書いてない・・)
話もしやすい人柄で もう私の中から 他のお好み焼き屋は消え
それから 二週間に一度通った。

清水さんに「鉄板までの距離が遠いね・・・」と言うと
「そんなんですよ・・・それだけは失敗でした
東京では ほとんどの人がお皿で食べるから。
でも 広島の人からは よく言われるんです・・・・
いつか大工さんに削ってもらいます」・・・と。

そんなお気に入りのお好み焼き屋「こいのぼり」が
6月号のdancyu (ダンチュウ)から取材を受け載っている。
(広島風お好み焼掲載2店舗のみ)

先日も (本が発売されて)その後どう?と聞くと
やはり土日は 混み合ったり わざわざ来てくれるお客さんも多いんだとか。
訳のわからない店が 「広島風お好み焼き」とうたい
訳わからず流行ってたりすると 「そんなの広島のお好み焼きと思わんといて。。。」
と思うのだけど この店が知れるのはうれしいことだ。

お袋の味は 心を癒してくれるらしい。
広島弁全開でしゃべって これで育ったといえるくらい大好きなお好み焼屋は
私にとって 食べるだけでなく 癒しの場所でもあるのだろう。


【こいのぼりHP】
http://koinobori-okonomi.com/



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