Diary 2012. 2
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2月15日 (水)  椅子入れ替えました

二月も半ばを迎え 花粉前線に危機感を覚える今日この頃
時間が早いなら いっそ5月くらいになってもらいたいと思うのです・・・。

時間が早いのは 思い返せばという意味も多くあり
お店をオープンして 12年目をむかえているのですが
心機一転 この度 セット椅子とシャンプー椅子を 入れ替えました。

セット椅子は ソファータイプのものにして よりくつろいでいただけるようにしました。
すわり心地も 柔らかすぎず硬すぎず
ゆったりと体を包むように支えてくれて
背もたれも 少し倒れますので
長時間の施術でも 今までより時間を感じないのではないでしょうか。
アルーアルーは セット椅子が二脚しかないので
他のサロンではあまりないような
(椅子だけでも?)高級感のある贅沢なものにしたかったので
この椅子に決めました。

シャンプー椅子は 最近バックシャンプーで首だけ倒すサロンが多いのですが
首や腰の負担を考えてフルフラットになるタイプにしました。
お客様も「これは 寝てしまうわ・・・」と言っていただいています。

小さなサロンですが 得点の割引サービスや プレゼントではなく
こういう形でよりリラックスできる空間を
お客様に還元できればと思っています。

以前使用していた セット椅子も何かの縁で
石巻の理容室に使っていただくことになりました。
どういう状況になられたのかは聞いていませんが
今年に入って また営業を再開しよういう気持ちになられたとのこと
同じような仕事をしていて とても他人事とは思えませんが
少しでも お役にたてればと思うのと
何かを 椅子が一緒に運んでくれればと思いました。

新しい椅子を搬入してくれた 業者の人に
「そのダンボール 今までの椅子を他に送るので置いておいてください」と言うと
「石巻に送られるんですよね 営業から聞きました。
ありがとうございます。
私は仙台に住んでいたことがあるので・・・これは梱包させてください。
すぐに送れるようにしておきますから。」
私は たいした事をしたつもりは全くありませんが
人のつながりを感じ 椅子を入れ替えて
あらためて良かったんだと思えました。



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2月27日 (月)  『深夜食堂』

サッカーA代表で活躍している槙野が 
私の出身校と同じ広島の草津小学校から庚午中学校を出ていると知って
我が故郷の町からこんなビックスターが出ていたとは
私とは20歳くらいは違うけれど なんとも誇らしくうれしいことです。

話は全く関係ないのですが
最近 お客様から教えてもらった『深夜食堂』というドラマにはまっています。
原作は漫画で 新宿・花園界隈の路地裏に、マスター1人で切り盛りする小さなめしやがあり
営業は深夜0時から朝の7時頃まで。
この飯屋にくる人と 一品の料理にまつわる毎回完結の30分のお話。

こういう小さな場所の設定や 静かな時間帯での事の展開は大好きで
ジム・ジャームッシュ監督の『ナイト・オン・ザ・プラネット』を思い出す。

ジム・ジャームッシュといえば
先月 WOWOWでジム・ジャームッシュの懐かしい作品を数本していたので録画しておいた。

その中の 『パーマネント・バケーション』を
寝る前にと思って見たのだけれど 覚えているのは最初だけで
一時間もしないうちに寝てしまったらしい・・・。

でもその作品の冒頭で こんなようなセリフがある。

「人生なんて 点と点を結ぶようなもので 最後にどんな絵になるかはわからない」
(たぶんこんな内容・・・だったはず)

この言葉は ほんとにそうだな。。。と今の私にはストレートに響きました。
それが 最初から描かれている絵をなぞっているにせよ
自分で描いている絵にせよ
その途中にどういう絵になるのかは 誰もわからない。

最後の絵を見れたとき その打たれた無数の点に 良いも悪いもないように思う。

日々 点を打っている毎日
繰り返しのような毎日に思うときもあるが
『深夜食堂』で小林 薫さん演じる店主が言う
「いらっしゃい」という言葉を聞くと
一人一人のお客さんを大事にしている なんとも良い余韻がある。

これを書いていて 印象に残ったセリフがある映画がもう一つ
『ファミリービジネス』という泥棒一家三代が繰り広げる洋画
ストーリーは 正直たいして覚えていない。
でもその中で ショーン・コネリー演じる爺さんが
孫だったか息子にこういうセルフがあった
「配られたカードを恨んではいけない そのカードからどうもっていくかが人生だ・・」
(これも確か こんなような内容・・・)

今回の日記を書いていて
自分でも何が書きたいのかわからない…別に人生を語りたいわけでもないけれど

そろそろ 新しい大きな点を打ちたいと思っているのかもしれない。





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